ほうれい線をケアする前に知っておくこと
ほうれい線をケアする前に、まず皮膚の構造について理解しておきましょう。
そうすることで、肌トラブルに直面した時、どのようなケアをすればいいかが分かりやすくなるからです。
皮膚は表皮と真皮によって成り立っています。
表皮はお肌の表面部分のことをいい、薄さが0.5ミリ前後の薄さで出来ています。
さらにその薄い表皮は外側から、角質層、顆粒層、有棘層、基底層と呼ばれる四つの層に分かれています。
新しい皮膚の細胞は一番内側の基底層で作られ、順送りに上の層に上がっていき、やがて一番外側にある角質層にたどり着き、やがて剥がれ落ちます。
この肌サイクルを「ターンオーバー」と呼びます。
また、お肌の新陳代謝とも呼ばれ、定期的に繰り返すことで、表皮は順次新しいものに入れ替わっています。
一周期は、若く健康な皮膚の人であれば28日間(約4週間)といわれていますが、年齢を重ねるにつれ、それは長くなります。
表皮の下には真皮があり、この「真皮」がお肌の新陳代謝をコントロールしています。
真皮の厚みは約2ミリ前後。
体内に取り入れたアミノ酸から、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞があります。
この繊維芽細胞によって作られたコラーゲンは、ひも状のタンパク質で、お肌のハリはこのコラーゲンの働きによるものです。
そして、エラスチンは、このコラーゲンを束ねている繊維で、お肌に弾力を持たせる役割をしています。
ヒアルロン酸は、水分と融合することでゼリー状になり、肌の水分をキープするところです。
ですが、これら三つの成分は、年齢を重ねるにつれ減少してしまいます。
そうなることで、お肌のハリや弾力が衰えてしまい、同時に表情筋も衰えていきます。
ですから、普段の生活に何の対策も取り入れていなければ、加齢と共に肌からハリや弾力、潤いがなくなっていくことは、当たり前のことなのです。
ほうれい線のほかに、表皮上にできるシワの中でも、「ちりめんじわ」と呼ばれる浅く細かいしわがあります。
このちりめんじわは主に、乾燥が原因で出来るシワなので、化粧水などで水分をたっぷりと補給した後には、必ず保湿効果のあるクリームで蓋をし、補った水分が逃げないようにケアすれは回復します。
笑いじわなどの「表情じわ」と呼ばれているシワは、習慣化するのでちりめんじわよりも少しやっかいですが、問題はやはり、無表情でも目立ってしまう深いほうれい線などの、真皮にくっきりと刻み込まれたシワでしょう。
これは表面的なことではなく、真皮の組織自体を乱してしまっているので、簡単に回復出来るものではありません。
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