ほうれい線へのヒアルロン酸注入とボトックス注入
私達の身体を覆っている皮膚は、表皮と真皮、皮下組織という3つの層で出来ています。
表皮とは外側にある表面部分を指し、真皮はその下にある内部組織を指します。
その「真皮」は、表皮の新陳代謝をコントロールする働きをしています。
真皮は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸という成分で出来ています。
ヒアルロン酸はゼリー状のムコ多糖類です。
ムコ多糖類というのは、私達人間や動物の結合組織や体液の中に存在し、体内ではたんぱく質と融合している成分のことをいいます。
コラーゲンとエラスチンはたんぱく質なので、この2種類とヒアルロン酸が組み合わさり、真皮が構成されているということになります。
この真皮の成分が、お肌の弾力やハリ、瑞々しさを作り出しています。
その中でもヒアルロン酸は、特に保湿効果の高い成分で、水分と融合することでゼリー状の変化し皮膚の中の水分を保持してくれる役割を持っています。。
ですが、ヒアルロン酸の水分保持力は、年齢と共に低下していきます。
年齢を重ねるつれて、私達のお肌から潤いがなくなっていくのはその為です。
残念ながら、ヒアルロン酸は、食物から摂取することができません。
ヒアルロン酸をお肌へ直接注入する
ここ数年で、ヒアルロン酸は大変注目されるようになりました。
今では、ほうれい線の溝に、ヒアルロン酸を直接注入するという方法があります。
ヒアルロン酸を注入されると、その部分がハリを取り戻し、ほうれい線が目立たなくなるという仕組みです。
このヒアルロン酸注入はコラーゲン注入よりも、アレルギーを起こす心配が少なく、また効果もコラーゲンに比べ、ヒアルロン酸の方が平均的に長いそうです。
ですが、「コラーゲンよりも効果が長い」というだけのことなので、その効果は一年程度です。
その効果が薄れてくれば、またほうれい線が目立ち始めるので、ヒアルロン酸注入を再度検討しなくてはなりません。
ボトックス注入ではどうか?
ほうれい線の外科的治療には、コラーゲン注入、ヒアルロン酸の注入と並んで、「ボトックス注入」も選択肢に入ってくるでしょう。
このボトックスとは、ボツリヌス菌毒素から抽出したもので、打った部分の神経を麻痺させる成分です。
このボツリヌス菌毒素は、ボツリヌストキシンとも呼ばれ、約15万の分子量で出来たたんぱく質のことを言います。
もともとは、毒性が極めて強い菌なのですが、加熱やアルカリ処理を施すことでその毒性はなくなります。
表情を作るとしわが表れますから、しわが表れないうっすらした表情しかつくれないように、微妙なさじ加減でボトックす注入をし表情筋を麻痺させて、しわが表れないうっすらした表情しかつくれないようにするという発想。
お話だけでは、少し怖いような印象もありますが、欧米では、一般的なしわ取り方法として既によく知られているそうです。
ボトックス注入の場合は効果が持続するのは、半年前後といったところでしょうか。
ですが、このボトックスの場合は、笑じわなどの、表情を作る時に表れるしわに対しては大変有効的ですが、無表情でもくっきりと目立ってしまうような深いほうれい線には、残念ながら効果はあまり期待出来ないようです。
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